01BACK GROUND

2020年、水産養殖業界は、コロナ禍により出荷が滞り、大きな打撃を受けていました。どうにか生産者の力になれないか。このピンチを、消費者が海の資源を見つめ直すチャンスに変えられないか。そんな想いで、ウミトロンはシーフードの販売にチャレンジ。私たちには、消費者のサステナブルな選択を後押しするようなネーミングやデザインが求められていました。

02APPROACH

キーメッセージは、「サステナブル」と「おいしさ」。そのどちらも伝えていくために、「うみとさち」というネーミングと、「100年先も、おいしい海へ。」というスローガンを開発。ロゴの制作とともに、共存と多様性をテーマとしたビジュアルをディレクションし、『海獣の子供』などの作品で知られる漫画家の五十嵐大介氏にイラストを描き下ろしてもらいました。パッケージ用のデザインは地球のような円形のシンボルマークとし、海との未来を感じられるように仕上げています。また、デビュー以降販路を広げてきた「うみとさち」は、さらなる海外進出を見据え、ネーミングを社名と同じ「うみとろん」へと変更することに。ウミトロンの強みであるAIでサステナブルに貢献することが伝わるようスローガンを一新し、キービジュアルもより地球を感じさせる立体的なものへと進化させました。

03WORKFLOW

クラウドファンディングでの先行販売に向けて、ネーミング、ロゴ、キービジュアル、パッケージ用デザインの制作に着手。支援者への特典となるグッズも併せて制作し、デビューを盛り上げました。消費者との接点となる店頭では、サステナブルへの想いを伝えるパネルやムービー、レシピカードなどの施策を実施。オンラインショップのオープンに合わせてWEBサイトも充実させ、訪れてくれた方の理解を深めて購入につなげることを目指しました。

04RESULT

クラウドファンディングでは、目標金額を大きく上回る468％の支援を達成。さらに、わずか1年で100万食の販売を突破。豊かな海を守る取り組みとして、多くのニュースやTV番組にも取り上げられました。デビュー時から継続的にサポートすることで、販路拡大とファン獲得に貢献。サステナブルな取り組みを続けるウミトロンを、クリエイティブで支えています。

また、社内施策として、ウミトロンが掲げる6つのValuesをイラスト化。
リモート会議用の壁紙やポスターなどへ展開いただいています。